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ある主婦のため息

アラフォー。夫、息子(4歳)との生活

久しぶりにスベクヒャン

「六龍が飛ぶ」のほかに「帝王の娘スベクヒャン」と観ている。2作観るのが限界かな~。

「スベクヒャン」は一度ざっと観たことはあり、面白いと思った。最初の頃は全くみていなかったので、レンタルで観始めたけど、結局見続けられなかった。

それから一年以上はして、放送されることとなったので、早速。

 

話が面白く、いやこれは面白い話になるはずだし、登場人物の表情、葛藤などもいいと思う。演技が上手だな~と思った。

王の子供の入れ替えが二組になる話。そのため悲劇を生んでしまい、入り組んでしまう。一組は、王の意志ではあったが、もう一組は思わぬことで。だまされたという。

 

悲劇でありながら、そして、ソルラン一家、村の惨殺シーンはすさまじいものであったりするけど、ホッとするシーンや、お笑い担当人物もいたり、ずっと苦しいままというほどではない。そして、最初の頃は主人公であるソルランが、その素朴な性格のためか、いまいち存在感がそこまで強くないし、ゆったりとした進みになったり、ソルランとミョンノンのラブラブなところなんて、はっきり言っていらないな~と思ったり。「自分のどこが好きか。」なんて聞き合うシーンなんてどうでもいい・・・。

ソルヒの思惑通りに進むばかりだし、すれ違いというようなこともあったりで、なんとなくイラッとするところではあったりするけど、物語がいきなり進むようなところもあったり、そこはカタルシスというか、つながる感というか、気持ちいいのよね。

その一つは、ソルランがマックムにあって、自分の出生の真実を知るところだったり。

母親のことを思うのはもちろん、育ての父親であるクチョンにすごい慕うところなんてよかったわ。ついに真実を知ってしまったソルランで、しかしながら、そのため苦しむことになるのだけど。

そして、妹のソルヒに宣戦布告。

「王女の座から、引きずり降ろしてやる。」

あの素朴なソルランからは信じられない言葉。ミョンノンも別人のようだ・・・と。

ソルランも面白くなってきたわ。さすが、ピムンの訓練を受けてきているし、実績も残してきている。色々な事を見抜き始めたソルラン。

今までは、このドラマのピリッとした役どころは、人を見る目のすごいトリムで、存在感があるわ、と思っていたけど、終盤ではソルランもよくなってきたわ。

 

 

さて、物事も広く見ると、悲劇は喜劇、喜劇は悲劇、というようなことをどなたかが書かれていたのだけど、このドラマはまさにそんな感じ。

百済の武慮王の悲劇。というのが、このドラマであるのだろう。

が、見方をかえれば、面白くも思える。

チェファを見離したのも王、王子を入れ替えさせたのも王。

それで、苦しむこととなる王。因果応報というか。人格的にはすぐれている王でも。

かんざし一本で信じるのもおかしいといえば、おかしいし、手紙一通で、今度は疑ってしまうのはおかしいし。自分の息子が道を外れてしまうのも当然と言えば、当然とも思えるし。なんか、自分のしたことで、徒に悲しんだり苦しんだりしてるように思える。

 

「世の中の人はサピョン様(現王)を完璧な人というけど、完璧な人などいない(欠点のない人などいない)。あの方の唯一の欠点は・・・。」

とチェファがユン(王)のことを言ったこと、このセリフがいつもドラマの中を駆け巡ってるような気がする。

血筋にこだわる・・・、このため、悲劇は起こり、自分も苦しむこととなった王。

前王の素行の悪さ、至らなさに気づかない、気づかないふり。そのため、適した人が国の主となることができず、苦しむ民たち。一方では正義とみれた行動も単純に謀反としてしまい、愛する人まで手放してしまった。前王との約束などそこまでこだわらなくてもいいのに、そのことが自分を苦しめてしまう。娘といわれれば、わりと簡単に信じてしまい、素行がよくなくても、まだ信じようとしている。

周りは、冷静に見ているところを、冷静に見れないでいる王。

 

ついに、チンム公が、チェファを殺させたことを知った王。

これも、このドラマの大きく動くところ、俳優さんたちの演技にまた感動。

小さいところでは、内官。

この人だけなのよね、チンム公が実の息子であるということを知ってるのは。

だからこそ、他の人以上に衝撃を受け、恐れる。霊廟に二人がこもってしまったとき、足早に知らせに行くところはまさしくだし。

そして、ソルヒに王のところに行くようにと伝えに来た時の表情もすごかったわ。

内官って、王によりそう人なのよね・・・。その王を欺いたわけだから。

こわい顔だったわ・・・。普段は、落ち着いた様な表情が多い人が・・・。

 

王が、息子たちを入れ替えさせたのは、前王の息子を殺さないため。それは、前王の遺言だったから・・・。

確かに、実の息子であるチンム公を手にかけることができなかったわけで。そういうわけで、よかったね的なシーンではあるが、それが何とも、苦しく重いシーンになってしまったという・・・。前王の忠正のため苦しみまくる王。殺せない。計画通りではある。が、まさか、自分の愛する人を殺めたため、手をあげることとなるというのは、予想しようがなかったのだろうけど。何とも皮肉な場面に感じた。

 

そして、次は王女。

王がショックを受けるから・・・とためらいも見せたミョンノンだけど、あっさり言ってしまったね。

王女を疑う人はすでに多かったけど、王は最後まで・・・という感じになってしまったわね・・・。

 

最終話まで見逃せない話となったわ。