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ある主婦のため息

アラフォー。夫、息子(4歳)との生活

パトカー効果

母親とはとかくイライラするものなのであろう。

「ダメ」「こら」「~しなさい」いつも言ってる。3歳の息子にも。

特有のイヤイヤ期というのもあり、手強い時期でもある。

言うことをきいてくれるにはどうしようか、いつも考えることである。

もう、やけになって言う言葉もあるし、そういうのが効くこともある。

 

若干の脅し、誇張、ときには嘘もある。

 

この歳でも、ルールをやぶると奴が来るというのが、なんとなくわかってるようである。

奴・・・、息子も好きなパトカーである。好きなのにビビるという・・・。

 

パンツを中々穿かない私は言う。丸出しのまま駆け回る息子に。

「公然わいせつ罪で、逮捕されるよ!パトカーが来るよ。」

効いてるのかどうかはわからない。とにかく、そういいながら穿かせる。

窓から、パトカーが見えることがある。

「ほら、悪いことしていないか、見回ってるんだよ。」

 

まあ、親の言うことなんてすぐには聞かないのが子供である。

いっそ、他人に叱ってほしい。そう思うことは何度も。

知らない人、特に男の人から注意されると、息子もすぐ正す。

助かる私。

迷惑なことをしたり、ルールを破れば、人は困るし、怒るし、不快になる。

そういうのわかってほしい。

(まあ、まだ小さい子に他人が怒ることはないのだけれど、注意だけでもびくっとする息子)

 

ある日も。

敷地内の遊び場で遊んでいたとき、一画、芝を植えたばかりなのか、囲いがしてあった。注意書きこそないが、入るべきところではないところであろう。

が、息子は囲いを乗り越え入った。

「こら、そこは入ったらダメよ。出なさい。囲いがしてあるところは、入ったらダメよ。」

私は言うが、聞かない。息子はふざけて笑いながら、

「パトカー来るよ。」などと私の口真似をする。

イラッ。だれか来て注意してくれればと思ったりもする。

そんなとき、たまたまパトカーが通った。パトロール中だろうか。

息子は、急に真顔になって、急いで囲いの方により、出ようとした。

ふふふ、すごいタイミング。

これで、息子は囲いに入らなくなった。

「ほら、パトカーはいつも見てるんだよ。息子君が悪いことしていないかってね。」

いい機会だと思って私は続ける。「悪いことしたらパトカーに乗せられて、牢屋に入れられるよ。柵があって、暗くて狭くて、パパとママにも会えなくなるよ。」

 

パトカー効果、少しはあるらしい。

よいこのためにも、いっそうのパトロール強化を望む母である。