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ある主婦のため息

アラフォー。夫、息子(4歳)との生活

Sympathy for Lady Vengaence

犯罪者が女性・・・。

そんなことから思い出す物語。ドラマでは「アリスの棘」、大分前だけど「ギルティ悪魔の契約」・・・。

ああ、犯罪で、復讐ものだわ・・・。「ナオミとカナコ」は復讐とまでは言えない・・・。

女性で復讐ものと言えば、「親切なクムジャさん」韓国の映画。

ちょっと独特な映画で・・・。

 

女性が犯罪者の場合、復讐劇の場合・・・。

悲しく美しい・・・そういう言葉が出てくる。

ドラマで演じる女優さんがきれいどころというのもあるけど・・・。

物語では、入れてほしい言葉である。

 

クムジャさんは、まさにそうで、キャッチフレーズにもなっていたと思う。

「最後の復讐が一番哀しく美しい」この映画が、復讐三部作の一作品、最後の作品なので・・・「最後の…一番」とあるが。

 

クムジャさんは、まさに美しさが作りこまれているような、話であると思う。

まず、クムジャさんが美しい。そして、彼女自身が美しさにこだわることも・・・。

「美しくないと・・・。」そんなことを言う場面を・・・。

 

私は好きな話。クムジャさん自身の美しさ、ファッションアイコン的な、いわゆる雰囲気的なものもあるけど・・・。

どうも、よくわからない話とか、とらえどころがない・・・とイマイチの評価をしてる人もいるようで・・・。確かにそういわれてみれば、そんな気もする。

クムジャさんが幼いのであるし・・・。少女的というか・・・。(この少女的というのがクムジャさんの不思議な魅力なような気もする。外見はもちろんしっかり大人の女性で、でも、どこかあやうさが・・・。出所後は30をちょっと過ぎたころだと思うけど、女性としても美しいころよね・・・。若い男性を誘惑したりもして、女性の部分にもまだ自信があるころだし。)

前の作品(オールドボーイ)が、しっかりと作りこまれてる分(そうらしい)、そう思えるのかもしれない・・・。たぶん、ちょっと観たと思うけど、「オールドボーイ」も・・・。

こういう映画、中々ちゃんと観れない・・・。バイオレンス映画・・・。

クムジャさんはそれでも、マイルド(?)な方らしく・・・。確かに前半は、テンポもあるし、登場人物の独特さもあって、面白い。でも、復讐実行の後半はつらい・・・。クムジャさん・・・気になるけど、今はもう一度観たいという気分にはなれず・・・。子供を産んでからよりバイオレンスものは苦手になった。特に子供がかわいそうな目にあうのは・・・。クムジャさんは、なにしろ、幼児連続誘拐殺人事件ものなのだから・・・。

クムジャさんの美しさでだいぶ救われてるような映画・・・。

 

寓話っぽい映画というか、そんなに、話を(細かいところとか)追及する話でもないような・・・。え~、それあり?みたいな展開はある。クムジャさんの娘はあっさりクムジャさんのことを受け入れるところとか。復讐計画も意外とすんなり・・・。

雰囲気も独特で、きれいこわい、きもかわいい、うーん、なんていうのか、「アメリ」みたい?前半はブラックユーモア、独っぽい雰囲気。

話自体が、おとぎ話系な気がする・・・。

 

復讐することでは報われない・・・償えない・・・。というのは、大体の人も思うこと、わかっていることであろうから・・・。

ただ、この美しい人を、かわいそうに、あわれに思う話というか。最後、降りしきり雪の中で娘がクムジャさんを抱きしめるように・・・。

 

そして、個人的には、女性(犯罪)ものには美しさをもってきてもらえたら・・・と思ったり。

クムジャさんは作りこんであるから・・・。

暗殺者を討つときも、ハイヒールで走り(クムジャさん自身もきゃしゃなタイプだし)、古い型だけど、美しい装飾の施された銃(アナログっぽいのが似合うクムジャさんだったり・・・、入手も面白いエピソード。ちまちました感じが女性っぽくて似合ってる)で追いかけるわけで・・・。大丈夫なのか・・・という感じなのだけど・・・。この話ではアリという・・・。

 

ところで、好きなのは音楽も。

映画の話の評価は微妙な意見をちょこちょこ見るけど、音楽の評価はよいみたいだし。

当時はサントラがほしいなと思うことも・・・。

映画の雰囲気とあってて、オープニングも印象的。きれい(こわい)。

バイオリンが印象的で、チェンバロ(なのかな)もあったり、バロックな雰囲気も。

オリジナルがほとんどだと思うけど、一曲印象的なのが、パガニーニの「24のカプリース」というクラシック。緊迫した場面に、最初の何小節かだけだけど、とても印象的。

バイオリンの感情的な部分が、哀しさをとても表してる気がするし、バイオリンのこういうのって女性のある気持ちにあってないかしら?と思ったり。

普段のBGMとしては、難しいかな~と思うけど、気分がすぐれない時とか、聞いてみるとカタルシスが得られそう?

 

親切なクムジャさん サウンドトラック (韓国盤)

親切なクムジャさん サウンドトラック (韓国盤)