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ある主婦のため息

アラフォー。夫、息子(4歳)との生活

パンと陣痛

先日行ったパン屋で、割と好きなパンであるが、手にしながら「・・・のパン・・・。」と思った。

 

妊娠中、出産後は、やたら甘いもの、お菓子、パンなどが食べたかった。

もともと好きなものではあるが、このころは食べ物に気を付けたほうがいいと言われてる。控えたほうがいいのかなと思いつつ、止まらないし、すごい欲するのである。

仕方ないので、よく食べていた。

 

妊婦健診が終わった後、もう予定日は翌日なのであるが、兆候はまだないらしく、まだマタニティライフを満喫できるかな~と、帰りにはアンデルセンに行き、サンドイッチ、ドトールに行ってミルクレープを食べた。

バスに乗る前に、「ああ、あそこのパンでも買っておこう。」とパン屋に向かい、地元のパン屋なのであるが、里帰りをしている私は久しぶりに食べたいというのもあったし、好きなあのパンを買った。フランスパンの生地なのだが、バターを織り込んでクロワッサン風である。あっさりとしたクロワッサンとでもいったらいいのか。

 

ドトールで変な感じはしていた。お腹が痛くなる。

出て歩いていても定期的に訪れているような気がする。

パン屋に行くのも少しためらいはあったのかも。

が、なぜか買ってしまい、次の波が来た時には動けず、座り込んでしまった。

おさまるとまた歩き、なんとかバスには乗れた。

そして、痛みは定期的に来た。まさか・・・と思いつつ、時計で時間を計った。

不思議なことに、時間通りにくるものなのである。

確か、このときは10分おきだったと思う。

 

病院でもらった手帳を確認しつつ、陣痛の間隔が××分になったら病院に連絡して来院することとか書いてあったと思う、家に着いたら連絡しようと思った。

 

家に着いた頃は5分おきになっていただろうか・・・。もう忘れてはいるのであるが。

とにかく、病院へ行く準備と、入浴をした。髪は洗えなかった。

父と母が帰ってくるのを待った。

夕方であった。

夕ご飯は食べずに行くだろうから、買ってきたパンを食べた。陣痛が来ないときに。

ひょっとしたら、このまま病院に行けば食べれないとか思ったのかもしれないし・・・。

 

このときもふと思った。このパンって、記念的なパンになるかも・・・と。

確かに、このパンを買うたびに私は、陣痛のパンと思って手に取るのであるから・・・。

 

私の母も、お産と食べ物ということはあって、私の妹を出産したときのこと。

タイミング的に見舞いの人などがなく、母はお腹が空いて仕様がないとき、看護師さんに買ってきてもらったものがあるそう。売店にたまたまあったものくらいのものらしいが。

バナナのカステラ。

バナナの形をしていて、中にバナナ風味の餡が入っているカステラ。

特に華やかなものでなく、素朴なお菓子であろう・・・。

が、母にとってはこれがこの上なくおいしかったと。

 

母はときどき買ってくる。

そして、いつも言う。お産のとき食べておいしかったのだと・・・。

 

私も息子に言うのかな・・・陣痛のパン・・・。