読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

ある主婦のため息

アラフォー。夫、息子(4歳)との生活

せつない父親

体験に通っている幼稚園では、グループにわかれたとき、簡単な自己紹介がある。

前回は、趣味というのがお題だった。

大体の人が、この時期に趣味なんて・・・という感じでもあった。

私も考え込んだ。考え込まなくても時間を割いているものなどないのであるが。

上手くやってる人には、家事、育児に関連があるものをあげるもの。

料理、手芸・・・。

私には難しい・・・。

必要にかられないとやらないものである・・・。

 

が、仕方ないので、「今はできませんが、時間ができたらもう少し料理を頑張りたいと思います。」というようなことを言った。

後から思えが、あ、私が今したいことって、韓ドラの宮廷ものを観まくることじゃん!と・・・。趣味といえるのかどうかあやしいが。

 

実家に帰れば、ときどき、「帝王の娘」を観る機会があるのである。

物語はクライマックス。

主人公は、自分が王女であることを知ったよう。

そして、次は、王、王子の知るところとなると思うのであるが・・・。

そして、妹とはどうなるのか・・・。

こういうドラマを観れば、恋愛部分も心にくるものでもあるが、私にとってはもはや、ほほえましいようなものである。

それよりも親子愛、という方に、心が向いてしまう。

私も人の親になってしまったためということもあろうが。

 

主人公の腕の中で息絶えてしまった主人公の父親・・・。育ての親ではあるが。

この父親がとてもせつない。

耳が不自由と、境遇からせつないのであるが、そのせいで、武術は優れていても高いくらいにはつけれず、下働きばかり。城主の娘(主人公の母親)を好きになってしまい、ある事件から助け、結局は夫婦となることができるのであるが・・・。

家族を思い、娘を必死に守ろうと、助けようとする父親としての姿もせつない。

親ってせつないな・・・と、思ったり。

王様も、子供のことでは苦悩しているのであるが、この父親のせつないことったら。

親ははっきりとは言えない・・・ということもあったり。

その上、耳も不自由なのだから・・・。父親の心の声がとてもせつない・・・。

 

この父親は、よき父親であると思うし(まあ、そもそも身分違いの娘を好きになり子をもうけた・・・ということは、どうだろうということもあろうが、恋愛というのはどこか罪のにおいもしたり、恋愛が正しいということはない。そして、そこから命が生まれたりするものであったりするのだから・・・。)、好きになった娘、主人公の母親もよき母親である。

子供思いで、家族を大切にし、良識な善な心を持っているという・・・。

そして、確かに主人公は、心の美しい、家族思いの優しい娘に育った。

が、妹。

妹は、悪の道に入ってしまった。

魔がさした・・・ということもあろうが、それでも、エスカレートしていってしまう。嘘を守るため、嘘を重ねる、自分をただ守るため。

単純に思う。あんないい親から、どうしてこんな娘にと・・・。

 

元々の性格もあろうし、何か違いをかぎとってしまったということもあろう。(物語のエピソードにもあったかもしれない。姉との違い・・・。姉は高貴な血をひいているのだから、母親の態度にも違いがあったのでは。)

それにしても、もともとはかわいらしい娘ではあった。

主人公とも仲が良かった。

 

何が、あるかわからない・・・ということであろう。

よく育てたとしても、どうなるかはわからない。

 

が、父親は、両方の娘を守ろうと必死である。

命をかけて、王様の前に姿を現し、手紙を渡すことも・・・。

「妹は偽の王女である。王宮からは追い出しても命だけは助けてくれ。そして、本当の王女は、姉の方である。」というような。

残念ながら、最後の方は、水でにじんでわからなくなってしまったのであるが。

父親として、娘を真っ当にしたい、助けたいという、窮地でも何がなんでも、娘たちを最後まで守ろうとする姿。

 

親ができることというのは、ただ、そのときに子供のために最善をつくすということなのかもしれない・・・。

 

主人公の父親の姿から、せつない親の姿をみるのだった。

 

そしてさらには・・・。

この父親の命が絶たれたのは、妹、実の娘が、原因ともなっている。

それを知ることもなく、死んでいってしまった父親・・・。

せつなさのとどめに思えた。